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2022/12/26

新入社員研修にレゴ®シリアスプレイ®を活用したチームビルディング|効果・内容・事例を徹底解説

新入社員研修のチームビルディングに レゴ®シリアスプレイ®(LSP) を活用すると、入社初日から同期の絆・心理的安全性・社会人としての自覚を同時に育てることができます。本記事では、LSPの理論背景からクック・ビジネスラボ独自の研修設計(脳科学・コーチング×LSP)、大手上場メーカーでの導入事例と参加者の生の声まで、導入検討に必要な情報をすべてまとめました。

他の記事にてレゴ®シリアスプレイ®メソッド全般に関する概要講師の選び方や、専用キット料金について記載しております。 もしご興味を持って頂けましたら、お気軽にお見積りやオンライン体験のお申込みをお願い致します。

お見積りやお問い合わせページはコチラです。

目次

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新入社員研修でのチームビルディングに LEGO® SERIOUS PLAY®(レゴ®シリアスプレイ®) を活用すると、入社初日から同期の絆・心理的安全性・社会人としての自覚を同時に育てることができます。クック・ビジネスラボでは2016年の認定取得以来、累計100社以上・6,000名以上の新入社員研修を実施してきました。本記事では、LSPとはどのような手法か、なぜ新入社員研修に向いているのか、実際の研修事例と参加者の声まで詳しくご紹介します。


レゴ®シリアスプレイ®とは何か──新入社員研修で選ばれる理由

MITとの共同研究が生んだ組織開発メソッド

レゴ®シリアスプレイ®メソッドは、スイスのビジネススクール IMD とレゴ社が共同開発した組織開発・ワークショップ手法です。その背景には、米国 MIT(マサチューセッツ工科大学)やシカゴ大学で研究された教育学・心理学の理論が組み込まれています。

未経験の方には「ただレゴで楽しく盛り上がるだけ」と誤解されることもありますが、実際には次の2つの理論的根拠に支えられています。

  • コンストラクショニズム(構築主義):教育学者シーモア・パパート教授が提唱。「ものを作る(構築する)ことで、頭の中に新しい知識を構築する」という学習理論。手を動かしながら考えることで、言語化しにくい価値観・思考・感情が可視化されます。
  • フロー理論:心理学研究者ミハイ・チクセントミハイが提唱。「難しかったけど、楽しかった」という最も熱中し、学習成果が高まる 「ハードファン」 の状態を生み出します。

「見た目はとても楽しそうな研修。だけど、しっかり理論的裏付けに基づき、研修効果を高めている研修」。それがレゴ®シリアスプレイ®メソッドです。

NASA・大企業で採用される幅広い活用領域

NASA(米国国家航空宇宙局)や世界各国の大企業が採用しているのは、LSPが非常に多様な目的に対応できるからです。

  • 自己理解・相互理解促進のチームビルディング
  • 経営理念・ビジョンの策定と浸透
  • 新規事業・新商品開発のアイデア発想
  • 個人のキャリア形成・目標設定
  • ダイバーシティ教育・SDGs研修

NASA での初採用目的も 「チームビルディング」 でした。参加者全員が平等に発言・表現できる構造が、組織の多様性を強みに変える場を生み出します。

レゴ®シリアスプレイ®セッションの基本的な流れ

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LSP のセッションは、次の4ステップで進みます。

  • ① 作品テーマの提示:ファシリテーターが研修目的に沿ったテーマを提示します。適度に抽象的なテーマ設定が参加者の潜在意識を引き出す鍵です。
  • ② 作品制作:参加者がテーマを意識しながらレゴブロックで作品を作ります。「考えすぎず手を動かす」ことで、普段は言語化されていない思考が形になります。
  • ③ 発表&質疑:全員が作品を説明し、メンバー同士が質問し合います。この対話が自己理解・相互理解の核心です。
  • ④ 振り返り:気づきや学びを言語化・記録し、研修効果を定着させます。

このプロセスは 「個人モデル(AT1)」 をベースに、共有モデル(AT2)、ランドスケープ(AT3)へと発展させることができます。一般的には AT3 までを実施するケースがほとんどで、AT4 以上は複数日にわたる複雑なワークとなります。


新入社員研修でLSPが特に効果を発揮する理由

入社直後の「関係の質」形成が離職防止に直結する

新入社員研修において、チームビルディングは「楽しい体験」で終わらせてはなりません。入社直後に 「関係の質」 の基盤をつくることが、その後の職場定着・早期離職防止に直接影響します。

組織心理学の「成功循環モデル」が示す通り、関係の質が高まると思考・行動・成果の質が連鎖的に向上します。新入社員が最初に体験する職場の人間関係の質が、その後の成長カーブを大きく左右するのです。

特に近年は、オンラインでの内定者フォロー・入社式・研修が増えたことで、 「同期との絆が薄いまま配属される」 という課題を抱える企業が増えています。テーマとゴールが設定されたオンライン交流では、ふとした雑談や空気感の共有が生まれにくく、会社への帰属意識が根付きにくい側面があります。

LSP 研修はその課題に対して、 非日常的な共同体験 を通じて短時間で深い相互理解を生み出します。

全員が対等に参加できる「平等な場」をつくる

新入社員研修で起きやすい問題のひとつが、 「声の大きい人・積極的な人に場が偏る」 ことです。従来のグループディスカッション形式では、性格・コミュニケーション能力・バックグラウンドの違いがそのまま発言量の差になってしまいます。

LSP では全員が作品を作り、全員が発表します。持ち時間は均等で、「うまく作る」必要も「正解を言う」必要もありません。この構造が 心理的安全性 を自然に生み出し、内向的な新入社員も自分らしく参加できる場をつくります。

  • 口頭での発言が苦手でも「作品を通じて」自分を表現できる
  • 役職・学歴・出身地に関係なく対等に語り合える
  • 他の参加者の価値観・発想の多様性に驚き、互いへの関心が高まる

クック・ビジネスラボの新入社員研修が選ばれる3つの理由

経営・事業観点を取り入れたカスタム設計

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代表の森琢也は、中小企業診断士(国家資格)の資格を持ち、経営コンサルタント・M&Aアドバイザーとしての実務経験も豊富です。大企業での経営企画経験もあるため、単なるレクリエーション型の研修に留まらず、 経営・事業課題を踏まえたプログラム設計 が可能です。

新入社員研修の依頼をいただく際には、以下の点を丁寧にヒアリングした上でプログラムを設計します。

  • 研修後の配属先・OJT 方針との接続
  • 新入社員育成に関するビジョン・ロードマップ
  • 社風・採用手法・これまでの研修態度・参加者属性
  • 研修のゴール・成功イメージ

フォーマット化された研修を機械的に提供するのではなく、 ハンドメイドで丁寧に一社一社に向き合う スタイルを大切にしています。

最新脳科学メソッド(SBT)との掛け合わせ

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クック・ビジネスラボの研修コンテンツには、トップアスリート(プロサッカー選手・プロ野球選手・オリンピック金メダリスト)を指導してきたメンタルトレーニング手法 「SBT(Super Brain Training)」 のエッセンスを独自に織り込んでいます。

SBT は大脳生理学と心理学に基づく思考トレーニング手法で、「発揮能力(本番でのパフォーマンス)」と「保有能力(実力そのもの)」の両面を高めることが特徴です。

新入社員研修での活用場面は次の通りです。

  • 逆境・挫折をイメージしながら「レジリエンス(回復力)」を高めるワーク
  • 社会人として成果を出しやすい目標設定の方法を学ぶレクチャー
  • 脳科学に基づくアプローチをレゴ作品で即実践し、知識を定着させる

「5年後の夢をレゴで作ってください」と言うだけでは尻込みしてしまう参加者もいます。だからこそ、丁寧なレクチャーを組み合わせてステップ・バイ・ステップで進めることが重要なのです。

コーチングメソッドとの掛け合わせ

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LSP 研修において、作品を作ること以上に重要なのが 「発表」と「質疑」 のプロセスです。この場面で、傾聴・発問のスキルが問われ、質疑が活性化するほど参加者同士の気づきと学びが深まります。

クック・ビジネスラボでは、研修前半でコーチングの「傾聴」と「発問(オープンクエスチョン)」をレクチャーし、後半の LSP ワークで即実践するプログラム設計を採用しています。

これにより、各グループに専任ファシリテーターを配置しなくても活発な質疑が生まれ、 研修コストを抑えながら高い効果 を実現できます。

新入社員向けに特に重視しているのは次の2点です。

  • 「感想を述べる」習慣づくり:自分の思考を整理してアウトプットする第一歩として、研修内で必ず感想を言語化する時間を設けます。職場での「何も考えていない」という誤解を防ぐ社会人スキルの基礎です。
  • 「受けとめる」態度の習得:「受け入れる(全面賛同)」とは異なり、相手の話を否定せず聞く姿勢です。上司からの指示に納得できない場面でもストレスをためにくくなり、新入社員の精神的な安定につながります。

実際の新入社員研修事例:大手上場メーカーでの導入

課題:オンラインで深まらなかった同期の絆

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ある大手上場メーカー様より、入社式翌日に開催する新入社員向けチームビルディング研修のご依頼をいただきました。

ご担当者様が抱えていた課題は明確でした。新型コロナウイルスの影響で、内定式・入社式・入社後研修のすべてがオンラインで完結してしまい、 「同期同士が顔を合わせたことすらない」 という状況でした。

オンライン上の交流では、ふとした雑談・空気感の共有・非公式なつながりが生まれにくく、同期との連帯感が薄いまま配属されることへの不安がありました。加えて、チームビルディングそのものの効果に加え、 早期離職・休職の予防策 としての役割も期待されていました。

研修設計:ゴールを起点にプログラムを作り込む

クック・ビジネスラボでは、すべての研修において 「まず研修ゴールをすり合わせる」 ことを最初のステップとしています。

今回のヒアリングで確認したのは次の点です。

  • 研修後、新入社員にどのような変化を期待しているか
  • 配属後の OJT や他の研修との接続をどう考えているか
  • 参加者(新入社員)のこれまでの様子・雰囲気
  • 人事担当者が特に大切にしていること

新入社員に対して格別の想いを持つ人事担当者様の声を積極的にプログラムに反映することが、効果的な研修設計の出発点です。

研修の具体的な内容と流れ

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今回は50名を10グループに分け、1日プログラムで実施しました。研修は次の流れで進行しました。

  • アイスブレイク:「なぜこの会社に入ったのか」「会社でやりたいことは何か」「将来どうなりたいか」という問いでグループ内の対話を促し、警戒心を解きほぐす
  • スキルビルディング:レゴブロックで感情・考えを表現することへの慣れを段階的に積み上げる練習ワーク
  • レクチャー①(コミュニケーション技術):「感想を述べる」「受けとめる」などの社会人基礎スキルを講義形式でインプット
  • レクチャー②(脳科学メンタルトレーニング):目標設定・逆境克服・レジリエンスの高め方を SBT の考え方でレクチャー
  • LSP 本ワーク:レクチャー内容を踏まえ、「逆境をどう乗り越えるか」「仲間が困ったときどう助けるか」をテーマにレゴで作品制作・発表・質疑
  • インタビューワーク:将来の夢・目標を自分の口で明確にし、社会人としての自覚を深める

承っていた研修テーマは「チームビルディング」でしたが、組織課題に深く踏み込み、社会人として働く上で重要な「+α」の学びまでを提供できるのが、LSP 研修の強みのひとつです。

参加者の声:「学びが深かった」「楽しく斬新」

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研修終了後、参加者からは次のような声が寄せられました。

  • 「想像していたよりも頭を使う研修でした。自分では考えない発想を持っている同期の考えを見ることができ、とても面白かったです」
  • 「初めてレゴに触れましたが、楽しく研修できました。レゴ作品を通じることで、より同期との会話が盛り上がったように感じました」
  • 「体験しながら学ぶことで身につきました。ワクワクして仕事を頑張ります」
  • 「レゴを通じて同期との仲が深まっただけでなく、仕事や人生が過ごしやすくなる心理的なことを教えていただき、実践していこうと思います」
  • 「新しい研修で学びがあるか不安でしたが、多くの学びと気づきがありました」
  • 「コミュニケーションやアクションを通じて学ぶ形式であり、内容が頭に残りやすかったです」

研修終了後も参加者がその場を離れず、グループを越えて会話が続く光景が見られ、人事担当者様からも「同期の仲を深められただけでなく、レジリエンスを高めることができた」とご評価いただきました。


新入社員研修にLSPを導入する際の実施概要

クック・ビジネスラボの新入社員向けチームビルディング研修の標準的な仕様は以下の通りです。

項目内容
参加人数3名〜200名以上(1グループ推奨5名)
半日プログラム3〜4時間 / 200,000円〜(税別)
1日プログラム6〜7時間 / 350,000円〜(税別)
オンライン体験会約2時間 / 5,000円/人(税別)
リードタイム問い合わせから通常4〜8週間(条件次第で1週間以内も対応可能)
カスタマイズ目的・参加者属性・他の研修との接続に応じて個別設計

内定者研修・入社式翌日・配属前研修など、実施タイミングのご相談も含めてお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら


よくある質問(FAQ)

Q. 新入社員研修でLSPを実施するベストなタイミングはいつですか?

A. 入社式当日〜入社後1週間以内が最も効果的です。関係性がフラットな初期段階での実施が、チームビルディング効果を最大化します。内定者研修として入社前に実施するケースも増えており、早いほど帰属意識の形成と離職防止につながります。

Q. 新入社員が50名以上いる場合でも対応できますか?

A. はい。クック・ビジネスラボでは200名以上の大規模研修の実績があります。50名の場合は10グループ編成が目安です。規模が大きくなるほど事前ヒアリングと準備に時間をかけるため、通常4〜8週間のリードタイムをいただいています。

Q. 新入社員研修のプログラムはカスタマイズできますか?

A. はい。クック・ビジネスラボでは一律のフォーマット提供は行っていません。貴社の採用背景・OJT 方針・参加者属性・研修ゴールをヒアリングの上、個別にプログラムを設計します。人事担当者様との打ち合わせを研修前に複数回実施することが標準です。

Q. SBT(脳科学メンタルトレーニング)とはどのようなものですか?

A. 大脳生理学と心理学に基づき1970年代から研究されたメンタルトレーニング手法で、トップアスリートの指導実績を持ちます。「発揮能力」と「保有能力」の両面を高めることが特徴で、新入社員向けには目標設定・逆境克服・レジリエンス強化を中心に取り入れています。

Q. コーチングを学んだことがない新入社員でも質疑ができますか?

A. はい。研修前半で傾聴・発問(オープンクエスチョン)の基礎をレクチャーしてから LSP ワークに入るため、コーチング未経験の参加者でも自然に質疑が盛り上がる設計になっています。1グループ5名(4〜6名)の推奨編成で全員が発言しやすい環境をつくります。

Q. 内向的・発言が少ない新入社員への配慮はありますか?

A. LSP は「作品が語る」構造なので、口頭発言が苦手な参加者でも自分の考えを作品を通じて表現できます。さらに研修冒頭のスキルビルディング(ウォームアップ)で段階的にブロックへの慣れを積み上げるため、全員が同じスタートラインに立てます。

Q. 新入社員研修にLSPを使うと離職防止に本当に効果がありますか?

A. 入社直後の同期の絆と心理的安全性の形成が、職場定着に大きく影響します。クック・ビジネスラボでは6,000名以上の受講実績があり、リピート率は約80%です。「同期の仲が深まっただけでなくレジリエンスも高められた」という人事担当者からの評価を多数いただいています。

Q. チームビルディング以外の目的でも新入社員研修に使えますか?

A. はい。クック・ビジネスラボの新入社員研修では、チームビルディングに加えて「社会人基礎力の習得(感想を述べる・受けとめる)」「目標設定・逆境克服(SBT)」「傾聴・発問(コーチング)」など複合的な学びを1日の中に組み込むことができます。

Q. 研修後に参加者同士の関係はどう変わりますか?

A. 研修終了後も参加者が帰らずグループを越えて会話を続ける場面が多く見られます。共同体験と互いの価値観の理解が、職場に戻ってからも継続する関係性の変化を生み出します。研修満足度は4.71 / 5.0点(2025年実施アンケート)です。

Q. 研修当日に必要な会場・備品の条件はありますか?

A. ブロックを広げて作業できるテーブルと、全員が着席できるスペースが必要です。立ち歩いて互いの作品を見られるレイアウトが理想です。レゴブロックはクック・ビジネスラボが持参しますので、会場・机・椅子のご準備のみお願いしています。

Q. まず体験してみることはできますか?

A. はい。オンライン体験会を約2時間・5,000円/人(税別)で随時開催しています。研修担当者様ご自身が LSP の効果を体感した上で導入を検討いただけます。体験会のお申し込みもお問い合わせページからご連絡ください。