2022/12/29
【導入事例】レゴ®シリアスプレイ®研修は発注から実施までどう進む?──コンサル会社(10名)の実例で解説
今回は、あるコンサルティング会社様でのレゴ®シリアスプレイ®(LEGO® SERIOUS PLAY®)研修事例を通し、ご依頼から研修後までのプロセスの中で(株)クック・ビジネスラボが大事にしていることにフォーカスしたインタビュー記事をお届けます。

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レゴ®シリアスプレイ®研修(LSP)は、問い合わせから実施・振り返りまで、実際どのように進むのか——。本記事では、社長・取締役を含む10名のコンサルティング会社で実施した研修を例に、発注から実施までの流れを、代表・森琢也への対談形式でご紹介します。「LSPを発注したら、実際にどう進むのか」をイメージしたい方に向けた記事です。
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レゴ®シリアスプレイ®研修の発注から実施までの全体像
クック・ビジネスラボのレゴ®シリアスプレイ®研修は、大きく4つのステップで進みます。
- ステップ①|ヒアリング:「研修で何を得たいか」を丁寧に伺う(最初からLSPの説明はしません)
- ステップ②|設計:目的とゴールイメージを依頼者と一緒に組み立てる
- ステップ③|実施:当日のファシリテーション。課題を発掘・明確化し、解決を支援する
- ステップ④|振り返り:研修後に打合せを行い、アンケートを分析してフィードバックする
以下では、実際のコンサルティング会社での事例に沿って、この流れを具体的にご紹介します。
きっかけ|「他社の事例」で導入イメージが具体化する

研修導入のきっかけは、しばしば「他社で何が起きたか」を聞くことで生まれます。今回の事例も、ある一つのエピソードがきっかけでした。
Shoko(聴き手):今回の研修事例は、コンサルティング会社からのご依頼ということですが。
森(クック・ビジネスラボ代表):はい。私が所属する中小企業診断士の集まりで知り合った方からのご依頼でした。きっかけは、その方にレゴ®シリアスプレイ®でのある出来事をお話ししたことです。普段は無口な、ある企業の役員さんがレゴ®作品を通じて、「実は、昨年キーパーソンが1人会社を辞めてしまったことがずっと心残りで。本当は、人が去る会社ではなく、人が集まってくる会社にしたい」という想いを発露された、というエピソードです。当時その場にいたメンバー全員が驚いた事例をお伝えしたところ興味を持っていただき、その診断士仲間がマネージャーを務めるコンサルティング会社でも実施させていただくことになりました。
Shoko:他社での事例をお伝えすることで、レゴ®シリアスプレイ®のワークで表現できることを具体的にイメージしていただけた、ということですね。興味を持っていただいた後は、研修実施に向けてどういったことをされたのですか。
ステップ①|まず聞くのは「研修で何を得たいか」──LSPの説明は後回し

クック・ビジネスラボでは、最初からレゴ®シリアスプレイ®の説明はしません。まず「研修を通して何を得たいか」という目的のヒアリングから始めます。
森:これは他社様でも共通ですが、「社員研修を通して何を得たいですか?」というところからお尋ねすることが多いですね。具体的には、何に興味を持ってお声がけいただいたか、どんな組織課題を感じているか、研修を通じて社員にどう変化してほしいか、といったことを伺います。今回は、コンサルティング会社の社長に直接、将来に向けて社員の皆様にどんな期待を抱いているか、どんな人材に育ってほしいかを一つひとつお聞きしました。こうしたインタビューを通じて、経営者や研修企画担当者が普段感じている想いや価値観、課題感にも触れることができます。そして、経営的な視点を交えながら、現状からどんな形に持っていきたいのかを一緒に考え、そこで初めて「そういうことならレゴ®シリアスプレイ®でこんなことができますよ」とお話しします。
Shoko:なるほど。最初から「レゴ®シリアスプレイ®をやりましょう」というスタンスではなく、まずは依頼者の現状を丁寧にヒアリングして、そこからどこを目指すのかを共に考えていかれるのですね。森さんはコーチングのキャリアも豊富ですが、コーチング的アプローチで現状・課題・目標を整理しながら、社長の悩みや想いをお聞きする——コーチングの機能とレゴ®シリアスプレイ®ファシリテーターの役割を掛け合わせて、具体的な設計を依頼者とともに組み立てるということですね。これは森さんならではの持ち味だと感じます。
森:ここまで話せたから依頼してみよう、と思っていただけているなら私も嬉しいですね。今回は直接知り合った方からのご依頼でしたが、お問い合わせのメールをいただいた場合も、まずはこの研修に対する思いや狙いをじっくり伺います。最初はうまく言葉にまとまらなくても、リラックスして思いつくままにお話しいただくうちに明確になっていくケースもあります。仮にご依頼に至らなかったとしても、私と話すことで組織の理想像や課題感が明確になれば、それでよいと思っています。結果がレゴ®シリアスプレイ®でなくても構いません。目的に照らしてどんなゴールがあるか——そのゴールイメージがあるからこそ「達成できたか」が判断できる。そういうことを考えるきっかけになればと思っています。
ステップ②|目的とゴールイメージを一緒に設計する

ヒアリングで目的が見えてきたら、次は研修の設計です。時間や人数などの条件を確認しながら、目的と当日のゴールイメージを依頼者と一緒に固めていきます。
Shoko:研修はどのように設計されるのですか?
森:事前のお打合せで、何を目的とするかを具体化するとともに、時間や人数といった諸条件、そしてレゴ®シリアスプレイ®研修の前後の取り組みを確認します。そのうえで研修内容やプログラムをご提案し、研修担当の方とディスカッションしながら必要に応じて修正し、当日を迎える、という流れです。
Shoko:例えば、レゴ®シリアスプレイ®研修で扱う組織の課題には、どういったものがありますか?
森:今回の事例でいうと、社長・取締役を含めて10名の会社ですが、入社間もない社員の方もいらっしゃいました。そこで「メンバー間の相互理解」「社員一人ひとりがそれぞれの専門性や強みを活かし、会社のことを主体的に考えること」という社長のご希望がありました。それを基に事前にディスカッションを行い、目的と当日のゴールイメージを決めていきました。事前にじっくりお話を伺い、研修の目的を明確にすることはとても大事です。社長や研修企画担当者との相互理解が深まりますし、こちらとしても当日のパフォーマンスにより一層"熱量"が加わりますね(笑)。

今回の事例で実際に設定した目的とゴールイメージは、次のとおりです。
<目的>
- メンバーの相互理解
- 会社・組織への期待について、それぞれの想いを発露する
- ①②の中で、コンサルタントとしての各自の将来像を考える機会を提供する
<ゴールイメージ>
- お互いの価値観を認め合い、承認し合っている
- メンバー全員の想いを組み込んだ会社・組織の将来イメージを、自分の言葉で語ることができる
- 会社とそれぞれのキャリアビジョンを接続して説明できる
ステップ③|当日の実施とファシリテーターの役割

当日のファシリテーターの役割は、知識を教えることではありません。組織の中にある課題を発掘し、明確化し、参加者自身が解決に向かうのを支援することです。
Shoko:コーチングの機能とレゴ®シリアスプレイ®のファシリテーターの役割を掛け合わせて、とのことですが、森さんにとって、レゴ®シリアスプレイ®のファシリテーターはどんな役割だと捉えていますか?
森:私に社員研修を依頼していただくことで、組織が目指すことや、そのための課題が明確になればと思っています。ファシリテーターは、組織の中にある課題を発掘し、明確化し、課題解決のためのサポートをするというスタンスです。研修担当者や参加者に組織の課題を主体的に捉えていただき、解決策を自ら立案・実行してもらう——そこを支えるのがファシリテーターの役割だと考えています。
ステップ④|研修後の振り返りとフォロー

研修は「実施して終わり」ではありません。終了後に振り返りの打合せを行い、目的を達成できたかを確認し、アンケートの分析結果をフィードバックします。
Shoko:研修後には、どんなフォローをされるのですか?
森:終了後は研修担当者と振り返りの打合せをさせていただき、目的を達成できたかをお尋ねし、アンケートの分析結果をお伝えします。時には、遠慮がちに自社の社員の皆さんの印象を尋ねられたり、各社員の成長課題やどんな後押しをすればよいかといったアドバイスを求められたりすることもあります。そんなとき、私もアイメッセージで「私にはこう見えました、こう感じました」と率直にお答えするようにしています。私の見方がすべて正しいわけではありませんが、「あんな短時間の研修で、よくそこまで把握されましたね」と言われるケースが多いですね。
Shoko:短時間でそれぞれの方の人柄がわかるのは、レゴ®シリアスプレイ®ファシリテーターだけでなく、コーチでもある森さんの持ち味といえるかもしれませんね。
これからレゴ®シリアスプレイ®研修を検討する企業の方へ

Shoko:最後に、これからレゴ®シリアスプレイ®による研修を導入してみたいと考える方へ、メッセージをお願いします。
森:皆さん、何か課題感を持って研修を検討されるケースが多いと思います。特に最近は、コロナ禍でコミュニケーションの課題が浮き彫りになり、レゴ®シリアスプレイ®のお問い合わせも増えています。まずはお気軽にお問い合わせいただき、ヒアリングをさせていただければと思います。私自身、皆様のお話を伺うこと自体が楽しく、貴重な機会だと感じています。
実際の研修の雰囲気は、レゴ®シリアスプレイ®とは?仕組み・効果・進め方の動画でもご覧いただけます。「まず体験してみたい」という方は、オンライン体験会(有料)もご用意しています。お見積もり・ご相談はお問い合わせページからお気軽にどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. レゴ®シリアスプレイ®研修は、問い合わせから実施までどのように進みますか?
A. 大きく4つのステップで進みます。①「研修で何を得たいか」のヒアリング、②目的とゴールイメージの設計、③当日の実施(ファシリテーション)、④研修後の振り返り打合せとアンケート分析です。問い合わせからの所要期間は、通常2〜4週間が目安です。
Q. 問い合わせの段階で、研修の目的が固まっていなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。最初はうまく言葉にまとまらなくても、リラックスしてお話しいただくうちに、組織の理想像や課題感が整理されていくケースは少なくありません。クック・ビジネスラボでは、まず目的のヒアリングから丁寧に伴走します。
Q. 最初からレゴ®シリアスプレイ®をやることが前提ですか?
A. いいえ。最初からメソッドの説明はせず、まず「研修で何を得たいか」を伺います。経営的な視点を交えて現状とゴールを一緒に考え、目的に合致した場合にレゴ®シリアスプレイ®をご提案します。結果として別の手段が適していれば、それをお伝えすることもあります。
Q. 何名規模から実施できますか?
A. 少人数から対応しています。本記事の事例は社長・取締役を含む10名規模ですが、3名から200名以上の大規模実施まで実績があります。人数に応じてグループ設計や進行を最適化します。
Q. ファシリテーターはどんな役割を担いますか?
A. 知識を教える講師ではなく、組織の中にある課題を発掘・明確化し、参加者が自ら解決策を立案・実行できるよう支援する役割です。クック・ビジネスラボでは、コーチングの発問技術を掛け合わせて、参加者の気づきを引き出します。
Q. 研修後のフォローはありますか?
A. あります。研修後に担当者との振り返り打合せを行い、目的の達成度を確認し、アンケートの分析結果をフィードバックします。社員の成長課題や後押しの方法について、率直なフィードバックをお伝えすることもあります。
Q. 導入を迷っている段階でも相談できますか?
A. もちろんです。「まず話だけ聞いてみたい」という段階からのご相談を歓迎しています。お話しする中で組織の課題が明確になれば、それ自体に価値があると考えています。まず雰囲気を確かめたい方には、オンライン体験会(有料)もご用意しています。
まとめ|「目的の明確化」から研修は始まっている
レゴ®シリアスプレイ®研修は、当日のワークだけで成り立つものではありません。①ヒアリングで目的を明確にし、②ゴールを一緒に設計し、③当日に課題を引き出し、④振り返りで成果を確認する——この一連のプロセス全体が研修です。とりわけ「事前に目的を明確にすること」が、当日の成果を大きく左右します。
クック・ビジネスラボでは、代表の森琢也(中小企業診断士・レゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーター)が、ヒアリングから設計・当日・振り返りまで一貫して担当します。研修の企画でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。