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2026/04/16

キックオフイベントに体験型ワークショップを取り入れると何が変わるのか——レゴ®シリアスプレイ®の活用法と事例

「毎回同じキックオフで終わっている」と感じている人事・研修担当者の方へ。本記事では、営業部・マーケティング部・研究開発部門・製薬会社メディカルアフェアーズ部門など多様な部署でのキックオフにレゴ®シリアスプレイ®を活用した事例と、全員が語り合える場をつくる具体的な設計方法を解説します。

目次

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半期に一度の営業部キックオフ、新年度のキックオフミーティング——「毎回、上の人の話を聞いて終わり」「盛り上がったけど翌週には忘れている」という声はありませんか。キックオフイベントにレゴ®シリアスプレイ®(LSP)を使った体験型ワークショップを取り入れることで、 「聞くだけ」から「全員が語り・つながる」場 へと変わります。本記事では、営業部・マーケティング部・研究開発部門など多様な部署でのキックオフ活用事例と、具体的な進め方を解説します。


キックオフイベントが「いつも同じ」になってしまう理由

キックオフイベントの目的は明確です。期初・半期の節目に、チームの意識を一つにし、これから始まる業務への士気を高めること。しかし多くの企業で、こんな声が繰り返されます。

  • 「部長・役員の話が長くて、後半は誰も聞いていない」
  • 「毎回同じ流れで、新鮮みがない」
  • 「当日は盛り上がっても、翌週には元の雰囲気に戻る」
  • 「チームの一体感をつくりたいのに、結局講演を聞いて終わった」
  • 「新メンバーが増えたのに、既存メンバーとの距離が縮まらないまま新期がスタートした」

これらの問題の根っこは共通しています。キックオフイベントが 「発信する側」と「受け取る側」に分かれた一方通行の場 になっていることです。

どれだけ優れたプレゼンテーションを用意しても、参加者が「聴く側」のままでは、目標への腹落ちも、チームの一体感も生まれません。


キックオフイベントに体験型ワークショップを入れると何が変わるか

レゴ®シリアスプレイ®を活用した体験型ワークショップをキックオフに組み込むと、場の構造が根本から変わります。

全員が「語る側」になる

LSP研修では、全員がブロックで作品をつくり、全員が発表します。役職・年齢・発言力に関係なく、場にいる全員が等しく「語る側」に立ちます。

これにより、普段の会議では「聞くだけ」になりがちな若手メンバーも、「あの人が話している間、自分は関係ない」という傍観者意識が消えます。全員参加の場を一度体験することで、「このチームでは自分の声が届く」という感覚が生まれます。

数時間で相互理解が一気に深まる

キックオフに新メンバーが加わった場合、通常の自己紹介では名前・出身・経歴しか伝わりません。しかしLSPでは、「仕事で大切にしていること」「このチームで実現したいこと」をブロックで表現し、発表・質疑を通じて深掘りします。

その結果、「この人がそんなことを大切にしていたのか」「この価値観は自分と近い」という発見が生まれ、チームの心理的距離が一気に縮まります。

今期の目標が「自分ごと」になる

上から降りてきた目標数値やスローガンを「聞く」のと、それを自分の言葉・自分の作品として「表現する」のでは、腹落ちの深さがまったく異なります。

「今期この数字を達成した先に、自分はどんな姿でいたいか」「チームとして何を大切にしながら走りたいか」——このような問いをLSPで扱うことで、目標が数字から「自分のストーリー」に変わります。


キックオフイベントでのLSP活用:代表的な3つの設計パターン

パターン①:「今期の目標と自分の関わり方」を語る(半日型・営業チーム向け)

半期ごとにキックオフを実施している営業部・事業部などに最も多い設計です。

  • お題例①:「今期の目標を達成した半年後、自分はどんな状態でいるか」
  • お題例②:「このチームで自分が果たしたい役割とは」
  • お題例③:「今期チームとして大切にしたいことは何か」(グループ作品)

個人作品で「自分のコミットメント」を語り、グループ作品で「チームとして目指す姿」を統合します。目標への腹落ちと、チームの一体感を同時につくれる設計です。

パターン②:「チームの強みと今後の可能性」を探る(半日〜1日型・部門横断チーム向け)

部署を超えたプロジェクトチームや、複数拠点のメンバーが集まるキックオフに向いた設計です。

  • お題例①:「自分がこのチームに持ち込める強みとは」
  • お題例②:「このプロジェクトが成功したとき、組織はどう変わっているか」
  • お題例③:「チームとして乗り越えるべき壁と、その先にある景色」

異なるバックグラウンドを持つメンバーが「手を動かして語る」プロセスは、言葉だけの議論では生まれない新しい視点と、相互への敬意を引き出します。

パターン③:「半年の振り返りと次の半期へのコミットメント」(半日型・半期キックオフ向け)

上半期の振り返りと下半期への切り替えを同時に行う、半期キックオフに最適な設計です。

  • お題例①:「上半期、自分が最も成長したと感じる出来事を形にする」
  • お題例②:「下半期、チームメンバーに約束したいことは何か」
  • お題例③:「半年後のチームはどんな状態でありたいか」(グループ作品)

振り返りをレゴ®作品で表現することで、「うまくいった・いかなかった」という表面的な評価ではなく、「自分の中で何が変わったか」という深い内省が生まれます。


部署別・業種別の活用事例

レゴ®シリアスプレイ®を使ったキックオフイベントは、特定の業種・部署に限らず幅広く活用されています。クック・ビジネスラボが実施してきた事例から、部署別の活用パターンをご紹介します。

営業部・事業部のキックオフ

最も多い活用パターンです。期初・半期の節目に「今期何を大切にして動くか」をメンバー全員で語り合うことで、目標数値への納得感と、チームの方向性の統一を同時に実現します。

特に大手総合商社やグローバルIT企業の営業組織では、「目標管理の場」ではなく「チームの結束をつくる場」としてLSPが機能しています。毎回同じ形式になりがちなキックオフに、「こんな体験は初めてだった」という驚きが生まれ、翌日以降の職場の空気が変わったという声が多く寄せられています。

マーケティング部のキックオフ

世界的な食品・飲料メーカーのマーケティング部や、大手総合コンサルティングファームのマーケティング部でも、オフサイトMTGやキックオフのコンテンツとしてLSPが採用されています。

マーケティング職は「言語化」が得意なメンバーが多い一方、「手を動かして直感で考える」プロセスが新鮮に機能します。「普段とは違う角度で自分の仕事観が出てきた」「チームメンバーの思わぬ価値観が見えた」という声が特に多い部署です。

研究開発・先端技術部門のキックオフ

国内大手エレクトロニクスメーカーの先端研究所、グローバルITソリューション企業のカスタマーサクセス部門、知らない人のいない外資系消費財メーカーの研究開発部門など、専門性の高い部署でも積極的に採用されています。

論理的思考が強い集団ほど、「正解のない場で手を動かす」というLSPのプロセスが普段とは異なる思考回路を刺激します。「うまく作ろうとするより、とにかく作ってみると面白いものが出てきた」「言語化できていなかった自分のビジョンが形になった」という感想が多く聞かれます。

製薬会社 メディカルアフェアーズ部門のキックオフ

営業部に次いで多い活用パターンの一つが、製薬会社のメディカルアフェアーズ(MA)部門です。科学的エビデンスと医療現場の橋渡しを担うMA部門は、部門内の多様な専門性と、他部門との連携強化という課題を抱えています。

LSPのキックオフでは「自分がMAとしてこのチームで果たしたい役割」をテーマに個人作品を制作し、その後グループでビジョンを統合するプログラムが特に高い評価を得ています。「普段の会議では出てこない本音が出た」「チームとして何を目指すのか、初めてすり合わせができた気がする」という声が寄せられています。

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キックオフイベントにLSPを入れると「会社のメッセージ」になる

LSPを採用したキックオフに参加したメンバーからは、研修の効果だけでなく、必ずといっていいほどこんな声が出ます。

「キックオフでレゴを使うとは思っていなかった。うちの会社、面白いな」

この「面白いな」という感覚は、単なる娯楽への感想ではありません。 「この会社は型にはまらず、新しいことに挑戦できる組織だ」 というメッセージを、言葉ではなく体験として受け取ったときに出る反応です。

キックオフという節目の場で、このメッセージを届けられるかどうかは、その後のメンバーのエンゲージメントにも影響します。「こういう会社を選んでよかった」という誇りとロイヤルティが、LSPというコンテンツへの驚きを通じて育まれます。


キックオフイベントでのLSP研修:設計のポイント

キックオフでLSPを活用する際、以下の設計ポイントを押さえることで効果が最大化されます。

キックオフの「講演・発表パート」との組み合わせ方

一般的なキックオフは「役員・部長からのメッセージ → 数字の共有 → 懇親会」という流れが多いです。ここにLSPを組み込む場合、以下の2パターンが効果的です。

パターンA:後半にLSP(1.5〜2時間) 役員メッセージ・数字共有の後にLSPワークショップを実施。「今聞いた目標を、自分はどう受け取ったか」をブロックで表現することで、講演内容の腹落ちが深まります。

パターンB:終日キックオフの午後にLSP(3〜4時間) 午前に情報共有・発表を行い、午後をまるごとLSPワークショップに充てる設計。最も深い対話と一体感が生まれます。合宿・オフサイト形式のキックオフに特に適しています。

お題の設計が成果を左右する

LSPの効果はお題の質に大きく依存します。「今期の目標を達成してください」という指示ではなく、「目標を達成した先の自分はどんな状態か」という問いにすることで、参加者の内発的な動機が引き出されます。

クック・ビジネスラボでは、事前ヒアリングをもとに各チームの状況・課題・キックオフの目的に合わせてお題を設計します。テンプレートの使い回しはしません。

所要時間の目安

組み込み方所要時間向いているケース料金目安
キックオフ後半に追加1.5〜2時間初回導入・限られた時間でのアイスブレイク+コミットメント200,000円〜(税別)
半日キックオフとしてLSPメイン3〜4時間相互理解・目標腹落ち・チーム一体感の構築200,000円〜(税別)
終日キックオフ・合宿の午後3〜4時間深いビジョン策定・チーム文化の醸成・組織変革の節目200,000円〜(税別)

クック・ビジネスラボのキックオフ支援

クック・ビジネスラボは 2016年に国際認定資格を取得 し、 累計100社以上・6,000名以上 にレゴ®シリアスプレイ®研修を提供してきました。主要都県庁向け研修参加者アンケート(2025年実施)では 満足度4.71 / 5.0点・推奨率96% 、リピート率は 約80% です。

キックオフイベントへの組み込みは、営業部・マーケティング部・研究開発部門・メディカルアフェアーズ部門など多様な部署での実績があります。参加人数は3名から対応可能で、1グループの推奨人数は5名(通常4〜6名)。大人数の場合はグループ分けで対応します。

お問い合わせから実施まで通常 2〜4週間 が目安です(1週間以内は要相談)。キックオフシーズン(3〜5月・9〜10月)はご希望が集中するため、早めのご相談をおすすめします。

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まとめ:キックオフを「聞くだけ」から「全員が語る場」に変える

キックオフイベントの目的は、期の始まりにチームの意識を一つにすることです。しかしその目的は、発表を「聴く」だけでは達成できません。全員が自分の言葉・自分の作品で「この期に何をしたいか」を語り、仲間の本音を聞いてはじめて、チームとしての一体感が生まれます。

レゴ®シリアスプレイ®は、その体験を半日〜1日で実現できる手法です。「また同じキックオフか」を「今年のキックオフは特別だった」に変えることが、その後のチームのパフォーマンスに直結します。

「次回のキックオフに取り入れたい」「どんなプログラムが自社に合うか相談したい」という方は、まずお気軽にご連絡ください。

▶ キックオフ研修のご相談・お見積もりはこちら


よくある質問(FAQ)

Q. キックオフイベントにLSPを組み込む場合、どのくらいの時間が必要ですか?

A. キックオフの後半に追加する場合は1.5〜2時間、LSPをメインコンテンツとする場合は3〜4時間が標準です。限られた時間でも、お題と進行の設計次第でチームの一体感と目標へのコミットメントを引き出せます。まずご希望のスケジュールをご相談ください。

Q. キックオフイベントにLSPを使うのは初めてです。参加者が戸惑いませんか?

A. 最初は「なぜレゴ?」と感じる方がほとんどです。ただし研修冒頭の15〜30分でブロックに慣れる練習(スキルビルディング)を行うため、開始から30分以内に全員が没入している状態になります。「研修だと思っていなかった」という驚きが、その後の本音の対話を引き出す入り口になります。

Q. キックオフで扱うお題は、どうやって決まりますか?

A. 事前ヒアリングをもとにクック・ビジネスラボが設計します。キックオフの目的・チームの状況・今期の課題・参加者の属性などを確認し、その場に最適な問いを一から設計します。テンプレートの使い回しはしません。お題の質が研修の成果を左右するため、ヒアリングに丁寧に時間をかけます。

Q. 営業部のキックオフに使う場合、目標数値との接続はどうすればいいですか?

A. 「今期の目標数値を達成した自分はどんな状態か」「その数字の先に何があるか」という問いでLSPを設計することで、数値目標が「自分のストーリー」に変わります。数字を押しつけるのではなく、メンバー自身が目標と自分の関わりを語ることで、内発的なコミットメントが生まれます。

Q. 研究開発部門や専門職の集まりでも効果がありますか?

A. 非常に効果的です。国内大手エレクトロニクスメーカーの先端研究所、外資系消費財メーカーの研究開発部門、製薬会社のメディカルアフェアーズ部門など、論理的思考が強い専門職集団でも高い満足度が得られています。「手を動かして直感で考える」プロセスが普段とは異なる思考回路を刺激し、普段出てこない本音が表れます。

Q. キックオフの講演パートとLSPはどう組み合わせればいいですか?

A. 2つのパターンが一般的です。①講演・数字共有の後半にLSP(1.5〜2時間)を追加し、「聞いた内容を自分ごと化する」設計、②終日キックオフの午後をまるごとLST(3〜4時間)に充てる設計です。どちらが自社のキックオフに合うかは、事前ヒアリングでご提案します。

Q. キックオフに何名まで対応できますか?

A. 3名から200名以上まで対応しています。1グループの推奨人数は5名(通常4〜6名)で、大人数の場合はグループ分けと並行進行で対応します。150名・200名規模のキックオフでの実施実績もあります。

Q. キックオフイベントへのLSP導入にかかる費用はいくらですか?

A. 200,000円〜(税別)が目安です。参加人数・プログラム内容・時間によって異なります。まずどんな内容が自社のキックオフに合うかを相談したい場合は、オンライン体験会(約2時間・5,000円/人・税別)で担当者自身が体感してから判断することをおすすめします。

Q. キックオフは年2回実施しています。毎回同じテーマでも効果がありますか?

A. 同じテーマでも、メンバーの状況・チームの課題・期の目標が変われば、出てくる作品・発言・気づきはまったく異なります。ただしより深い効果を得るには、回ごとにテーマを変えながら「個人→チーム→組織」と段階的に深める設計が効果的です。リピート率約80%のクック・ビジネスラボでは、継続設計のご提案も行っています。

Q. キックオフ後、チームに変化が出るまでどのくらいかかりますか?

A. 研修当日から「場の空気」が変わる体験をするケースがほとんどです。翌日以降の職場の変化としては、「会議で以前は発言しなかった人が話すようになった」「1on1の話題が変わった」という声が1〜2週間以内に届くことが多いです。行動変容の定着には3〜6ヶ月かかりますが、継続研修との組み合わせで大幅に加速します。

Q. 問い合わせからキックオフ実施まで、どれくらいの期間が必要ですか?

A. 通常2〜4週間が目安です(1週間以内は要相談)。3〜5月の年度初めキックオフシーズン・9〜10月の半期キックオフシーズンはご希望が集中します。希望日の1〜2ヶ月前を目安にご相談ください。「まず内容の相談だけしたい」という段階でも大歓迎です。

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